2010年6月11日金曜日

議会報告 22年3月定例会 5 予算審議2

『エキノコックス』

問(室崎)《要旨》
エキノコックスが犬から発見された、との報道があった。狐に寄生し、人間に入ると肝臓障害を起こし、場合によっては死に至らしめる寄生虫だ。犬に出たと言うことは、飼い犬に寄生している可能性があることになる。

答(保健介護課長)《要旨》
狐、野犬については調査している。飼い犬についても可能性は全くないとは言えない。道とも協議していきたい。

『ヒブワクチン』
Hib(ヒブ)は真正細菌であるインフルエンザ菌b型の略称。冬場に流行するインフルエンザウイルスとは異なる。Hibは肺炎・敗血症・喉頭蓋炎などさまざまな感染症を引き起こし、 なかでも重篤な感染症がHibによる細菌性髄膜炎(Hib髄膜炎)である。
髄膜炎とは脳や脊髄を包んでいる髄膜に細菌やウイルスが感染して起こる病気で、発症すると治療を受けても約5%(日本で年間約30人)の乳幼児が死亡し、約25%(日本で年間約150人)に知能障害などの発育障害や聴力障害などの後遺症が残る。

問(室崎)《要旨》
ヒブワクチンの接種について、近隣の自治体では接種費用の一部助成に踏み切るとの話もある。
町の対応はどうか。

答(介護保険課長)《要旨》
管内では、釧路市、釧路町、鶴居村などが助成を始まっている。厚岸町では当面、国に対し事業化を要請していく。

問(室崎)《要旨》
釧路小児科医会のコメントを見ると「国は腰が重い。市町村の動きが後押しとなって国を動かして欲しい」といっている。
細菌性髄膜炎という大きな後遺症を残す病気から子供を守るため、近隣の市町村の様に、町が率先して動くべきではないか。

答(介護保険課長)《要旨》
ヒブワクチン、高齢者の肺炎球菌ワクチンなど、ワクチン全体について、町としての対応を研究している。また予防接種法の改正を検討するとの話もあり、国の動向を見極めていきたい。

『インフルエンザ脳症』

インフルエンザをきっかけとして脳にむくみが生じる病気。6歳以下の幼児に多い。発熱に続き、痙攣(けいれん)・意識障害・異常行動などの症状がみられる。死亡率も高い、治癒しても後遺症が残ることもある。

問(室崎)《要旨》
インフルエンザ脳症の対応はどうか。

答(保健介護課長)《要旨》
インフルエンザ予防のためザワクチン接種を勧めている。接種の際に保健師がこの病気につき説明している。

問(室崎)《要旨》
この病気の特徴、こんな症状が出たら大至急病院に掛からなければならないという特徴をきちんとを町民皆に、特に子供の保護者に理解して貰うことが大事でないか。

答(保健介護課長)《要旨》
学校とも提携し、情報の提供に努めていく。

0 件のコメント: