2010年6月11日金曜日

議会報告 22年3月定例会 8 予算審議5

『給食センター』
給食センターを白浜3丁目1番地(土木現業所の向かいあたり)に新しく建設することが決定され予算に計上された。

問(室崎)《要旨》
何故、給食センター方式を採用したのか。

答(教育長)《要旨》
センター方式、親子方式、自校方式について検討した。
建設費であるが、自校方式で各校につくるとすると11億円程度かかる。親子方式にすると湖南 湖北の2カ所となるが8億円程度、センター方式では5億7000万円程度となる。
職員についてもセンター方式に比べ親子方式でも3名ほど増える。また、親子方式で潮見高校の武道館、厚岸小学校校舎の一部を利用することも検討したが、天井高などの基準に合わず改築費は新築と変わらないことも分かった。
給食センターは、工場と看做されるので住宅専用地域には建設できない。
用地選定について、心和園のそば、情報館横の敷地等検討したが、災害時の問題や建設費の点か ら現行案に落ち着いた。

問(室崎)《要旨》
食育基本法は、教育の基本「徳育、知育、体育」の基礎をなすものは「食育」であるとしている。教育の最も基本と位置づけられている「食育」の理念から考えて、給食はどうあるべきと考えているのか。
金銭面・建設費の話だけでなく、国の将来を担う子供を育てる学校教育の一環としての給食のあり方について、どんな検討をしたのか。

答(教育長)《要旨》
大都市と異なり、1000食程度の小さな規模の給食センターである。札幌市で言うと1校乃至 親子方式の2校分程度だ。
地場産品の活用、収穫の手伝いをした食材の使用、暖かな食品提供、調理の模様の見学・研修な ど充分果たせると思う。
給食センターでできる範囲の食育については 実施していきたい。

『町立病院』

問(室崎)《要旨》
補正予算の審議の際も町長から、町立病院が医師不足のため、医師一人一人にかかる荷重が大きくなるため、町立病院としてやりたいいろいろの医療ができなくなってきている。大変苦慮している、との説明があった。
また、「広報あっけし」には内科医師が3名の内2名退職し、4月から新たに勤務する医師は1名しかいないため2名となる、現在の診療体制は維持できない。予約制はできない。との記事が載った。
受診者の中に不安が広がっている。受診計画、次の受診日までの健康保持等その間の生活のたてかたなど、予約制の持つメリットをどう補うのか。
また、医師の確保ができ次第、予約診療体制は復活させると考えていいか。

答(病院病院事務長)《要旨》
医師の不足のため、これまで築き上げてきた予約制の診療体制が維持できなくなったことは、断 腸の思いだ。予約制は患者にとっても、病院にとってもメリットは大きい。
高齢者を始めとする患者の不安を少しでも減らすため、時間や医師を指定したものではないが次期受診の目安となるもの、何日から何日の間に来てくださいと記載した案内を渡す様にしている。それと看護師からのより丁寧な説明を心がける。できる限り受診者に十分な対応ができるよう検討を進めている。
今回の措置は医師の員数不足により、予約体制を一旦止めたものであり、医師が確保できれば予約体制を復活する。

問(室崎)《要旨》
「広報あっけし」の記事によると、4月から新しく1名着任するということだが、4月何日から 現実に病院業務に入るのか。

答(町長)《要旨》
広報で出した当時は4月からの赴任であったが、先方の事情があり10月からとなった。とりあ えずの医師確保に奔走しているしている。
医師確保は大変難しい問題である。地域医療に邁進する医師は少ない。なかなか町民の要望に添 い得ない現状である。

問(室崎)《要旨》
そんな話を今ここで初めて聞かされるとは思わなかった。
町民に対して大事な情報をきちんと包み隠さず知らせて欲しい。
臨時的にでもその間、任について下さる医師を早急に確保して欲しい。

答(町長)《要旨》
各地に於いて、医師不足のため問題が起きている。4月1日からとりあえずの間医師確保のため に全力を尽くしている。この議会が終わったら、東京や札幌に行くことも決まっている。
いろいろな手だてで動いている。

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このほか、地域交流センター条例、地方交付税の動向、100万人キャラバン・認知症サポーター養成事業、児童虐待、地域でのリハビリ体制の充実、コンポスト容器の利用、水源涵養林、悪徳商法対策、アヤメの保護、ツナミと避難、緋鮒、外来生物、国保会計等について質問しました。 

いろいろご意見があると存じます。 皆さんのお考えをお聞かせ下さい。


疑問点のある方、詳しく知りたい方、お問い合わせ下さい。
尚、議事録は議会事務局、情報館にあります。また、議事録は厚岸町のホームページにも登載されます。(必要な方は私宛お申しつけ下さっても結構です) 
今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

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